むかいはら幼稚園について
本園は明るく健康で、自主的な精神を持ち、
友達と仲良く生活を営む園児の保育を目標といたします。
教育目標
豊かな知能の育成
心のひずみを取り除き、生来持っている豊かな知能を引き出します。
体感を伴った知識の育成
「あらゆる物に命がある」というアニミズム思考により、体感(感情)の伴った知識を身につけます。
柔軟な思考力の育成
柔軟な思考力(柔軟なゲシュタルト)を育成します。
豊かな関係性を築く力を持った子どもへ
上記の3つの育成目標によって、対人関係、対社会との関係において、因果や統覚(物事の因果関係を理解したり、バラバラなものを関連させて考えられるカ)の取れる子どもを育てます。そして、ワンパターン思考を排除し、問題行動を防ぎます。
教育内容
アニミズム思考を取り入れた教育
アニミズムとは?
主観性が強い幼少期の思考の本質を示すもので、草木や太陽、風、靴などにもそれぞれ生命や感情が宿っていると思うことをいいます。むかいはら幼稚園では「お花さん」「お靴さん」など様々なものに、「くん、ちゃん、さん」をつけています。
アニミズム思考が、命の尊さや、人の心の痛みを感じる力(相手の立場に立ったものの考え方)を育みます。子どもに何らかの現象や命の尊さを教える時、大人の理屈は通じません。子ども達のアニミズム思考に訴えかけ、子どもたち自身の体感を通して理解させることが重要です。
『机さん乗ったら痛いと言っているよ、可哀想だね。○○ちゃんも乗られたら痛いでしょう?机さんに謝ろうね』と言った様に、現象や物に自分の感情を重ね合わせることで、命の大切さや尊さを理解できるようになっていくのです。
5領域を関連付ける教育
5領域とは? 幼児期までに育まれることが期待される、生きる力の基礎を指します。
5領域を関連させた保育は、1つの領域をバラバラなものとして考えるのではなく、他の領域との繋がりを意識し、まとまった知識として子ども達に吸収させます。それにより、子ども達に統覚を養い、思考を柔軟にします。
ロールプレイを用いる教育
ロールプレイとは、役割劇と訳されており、広い意味を持ちますが、最も簡単なもので、「役割交換」というものがあります。
例えば、「お母さんと娘」「先生と幼児」などお互いの役割を交換し、会話を持ちます。するといつの間にか役割を交換した相手の気持ちが理解できるようになるのです。また、相手の気持ちだけでなく、自分の行動や気待ちも理解できるようになります。そして、ロールプレイを通し、子ども達から様々な考え方や問題に対する解決策など引き出すことで、思考力や統覚を育んでいます。
ロールプレイから年長組の創作劇に発展していきます。
本園の特徴
専門家による教育相談
心のひずみから出てくる症状(おもらし、おねしょ、チック症状、登園拒否、情緒不安定、いじめ、いじめられ、集団行動ができない、問題行動等)を解決するために、個別に専門家による教育相談を行っております。
統覚教育
年長になると、専門の講師の先生のもと、統覚教育を行います。遊びやゲームの中に「数字」「言葉」「図」「絵」「文字」の要素を織り込み、楽しみながら、柔軟な思考力・関連付ける能力を育成します。
自然体験
裏庭の畑を利用し、ジャガイモ・小松菜・お米等の栽培を行います。また、秋にはお芋堀遠足に行きます。自然の少なくなった現代の子ども達にとって、貴重な経験となり、肌で自然の素晴らしさ、不思議さを感じます。
体育指導
体育の専任講師の元気できびきびした指導により園児達は、カいっぱい体を伸ばし広い運動場を駆けめぐり元気で明るい心身の発達をはかります。
音楽指導
音楽の専門講師を招き、メロディオン等の楽器指導を行なっています。園児は楽しく演奏し、表現する喜びを味わいます。音感教育は豊かな人間性を養う上からも重要なものです。